公式3 理想を強烈に想像する
指導者は理想を持っていなければなりません。
いくら専門知識や経験が豊かであっても、それだけで生徒を伸ばすことはできません。
理想は熱意や誠意、エネルギーの源泉で、これがなければ形だけの熱誠授業となり、生徒の心を動かすことはできないからです。
天風哲人は「何の理想も持つことなく活きてはならない」という言葉を残しています。
ただ、理想を持つということは実はそれほど簡単なことではありません。
本を読んだりTVを見たり、何かのきっかけで「自分の理想はこれだ! つかんだ!!」と思うことはあっても、
たいていは一時的なものです。
私は何十回も理想を掲げました。しばらくするとそれが気に入らなくなったり自然に忘れたりして、
また新しい理想を設定し直しました。そしてまた気に入らなくなったり忘れたりでまた設定・・・・・という繰り返しでした。
自分らしい理想は日々の出来事の中にあります。生活の中の出来事を、自己中心的でなく、軽率でなく、
注意深く観察していると、自分が何をなすべきかが必ず見つかります。自分の理想を求め、
正しいと思うことだけに心を振り向けていると、必ず自分の本当の理想が見つかると天風哲人は言っています。
心には顕在意識と潜在意識があります。無理して作った理想や強く思わない理想はすぐに消えてしまいます。
自分では「もうつかんだ! 今度は大丈夫だ!!」と思っても、心の奥深くの潜在意識はそう簡単には変わらないからです。
自分らしい理想が発見出来たら、強く強く、何度も何度も潜在意識に刻みつけない限り、いとも簡単に消えてしまいます。
理想は日々の出来事の中から発見し、そして強烈に想像して潜在意識に打ち込まなければなりません。