公式4 自分を成長させる
きれいごとを言うつもりはありません。
自分を成長させようとしない人間には本当に生徒を伸ばすことはできないからです。
生徒よりはるかに高いレベルの知識や技術を持っていてもです。
どれほど高い境地に到達していても常に上をめざす人間だけが人を伸ばすことができるということを、
私は哲人中村天風から学びました。
できる人ほど更に上をめざすというのは難しいです。知識はもう十分すぎるほど身につけているからです。
仕事に直接役に立たないことを学ぼうという気にはなかなかなれないものです。
しかし教師は常に、例え自分の仕事には何の役にも立たないことであっても学ばなければなりません。
むしろそのほうがいいかもしれません。
天風哲人は『宇宙には進化・向上という目的があり、人間もその方向性のもとで生きなければならない』
と喝破しています。人間の生きる目的とは進化(evolution)と向上(elevation)を具体的に実践することです。
生徒を伸ばすということはこの方向性に沿ったものですが、慢心して自分を成長させることを忘れたら
人間の生きる目的に反することになります。
つまり私たち人間の心には知らないうちに進化と向上に貢献するという宿命がインプットされているので、
進化と向上を具体的に実践する行為にはあらゆる必要なものが引き寄せられ、
自分の持てる力をすべて発揮出来るのです。
自分を成長させることは生徒を伸ばすことです。